日本で初めて「食育」という言葉が用いられたのは明治29年(1896年)のこと。福井県出身の医師で薬剤師、また陸軍少将(軍医・薬剤監)としても活躍した石塚左玄が自らの著書「化学的食養長寿論」の中で「体…
食は「五感すべてを同時に働かせる」唯一の高等技術
すべての生き物にとって食は生命存続のために不可欠な営みであると同時に日常生活における最大の冒険である。なぜなら物を口に入れるという行為は毒物などの様々な危険物や食物以外の異物を体内に取り込んでしまう…
「視覚に依存する現代人」が失ったもの
人間が受け取る情報の8割は視覚からという俗説がある。五感で処理される情報を分かりやすくデジタルデータに置き換えられたと仮定すると、確かに視覚情報は特に膨大なものになるだろうことが素人目にも理解できる…
人間は誰しもが「高性能センサーの塊」である
約20種類。これは2024年現在の一般的なスマートフォンが搭載(又は対応)しているセンサーの数である。例えば、本体を持ち上げればモーションセンサーが傾きを感知してバックライトを点灯し、照度センサーが…
「日本人の味覚が世界一」という嘘と現実
日頃、食の情報を漁っていると「日本人の味覚は世界一である」とか「日本人の味覚は海外のそれよりも繊細だ」といった自画自賛とも思える記事を見かけることがある。それらを目にする度、同じ民族の端くれとして反…
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